古淵かえる整体院では、「FLA整体（エフエルエー整体）」という独自のメソッドをベースに、お一人おひとりの体に合わせた施術を行っています。
FLA整体は、“その場しのぎ”ではなく、体を本来の状態に戻すことを目指した整体です。
ポイントは３つ──「流れ（Flow）」「骨格（Line）」「動き（Action）」。
この３方向からアプローチすることで、体が本来持っている力を再び目覚めさせる、再起動メソッドともいえる施術です。
このページでは、当院独自の「FLA整体」の考え方と、実際の施術内容についてわかりやすくご紹介します。
FLOW/LINE/ACTIONのトリプルアプローチ
当院では、『Flow（流れ）・Line（骨格）・Action（動き）』の３つの視点から症状の改善を図っていきます。
✅ LINE（骨格）：「骨格」の軸や連動性の構築
✅ ACTION（動き）：体の「動き」の学習
体の構造と働き、そして動き方までを踏まえた施術－－それが、私たちが行っている「FLA整体」です。
FLOW（流れ）
💡血液・リンパ・神経・経絡（ツボ）など、あらゆる『流れ』に着目します。
不調の背景には、流れの滞りがあることが多く、筋肉の緊張や内臓の働き、自律神経の乱れにも関係しています。
むくみ・冷え・こり・だるさなど、「流れの滞り」が原因となる症状に効果的です。
LINE（骨格）
💡姿勢や体のバランスをつくる『骨格の軸』や『動きの連動性』を見る視点です。
多くの整体院では「歪み」が悪いとされていますが、内臓が左右非対称であったり、利き足もある以上、「歪み」があって当たり前と言えます。
それよりも大切なのは、骨格を通し、足元から頭へと力がしっかり伝わるかどうかです。それによって、楽に動くことが可能になります。
✅ 生理痛が隔月であるが、恥骨や骨盤へのアプローチで改善
✅ 呼吸が浅いのが悩みだったが、胸を少しおさえただけで、深く呼吸が出来るようになった
✅ 頭が重くて起きているのが辛い症状が、背骨を一つ一つ触っただけで改善 など
ACTION（動き・行動）
💡体の『動き方』そのものにアプローチします。
どんなに流れや骨格を整えても、動作のクセや緊張が残っていれば、また不調は戻ってしまいます。
だからこそFLA整体では、自分の体を丁寧に使える感覚を取り戻すサポートも行います。
FLA整体で使うメソッド
（施術に使う主な３つの技術）
FIレッスン（Functional Integration）
※音はミュートにしてあります。音量を調整して下さい。
FIレッスン（機能統合法） は、フェルデンクライス博士が開発した技術の一つ。ゆっくりとした手技で体を動かしながら、神経と筋肉のつながりを再調整します。
Lymph Drainage（リンパドレナージュ）
※音はミュートにしてあります。音量を調整して下さい。
優しいタッチでリンパの流れを促進し、むくみ・疲れ・冷えをケア。血流が良くなり、自然な回復力や免疫力を高めるリラクゼーション効果も。
ATMレッスン（Awareness Through Movement）
※音はミュートにしてあります。音量を調整して下さい。
ATMレッスン（動きを通じた気づきのレッスン） も、フェルデンクライス博士が開発した技術の一つ。ゆるやかな動作と意識の使い方で、力みを減らし、柔軟性やバランスを向上させます。
他にこんな施術を取り入れています
カイロプラクティック
骨格の歪みや関節の動きに関する検査や評価に活用。必要に応じて、可動域の調整や固定などをやさしく行います。（※ボキボキ系の強い矯正は、基本的には行っておりません）
頭蓋仙骨療法（クラニオセイクラル・セラピー）
頭蓋骨や仙骨をソフトに調整することで、神経系や自律神経の安定、深いリラクゼーションを促します。頭痛、不眠、疲労感が抜けない方にもおすすめのアプローチです。
各メソッドの比較表
| 技術 | 目的 | 効果 | こんな人におススメ |
| FI（機能統合整体） | 体の歪みや動きを整える | 体の使い方を改善 | 長年の痛み・動きのクセが気になる人 |
| リンパドレナージュ | リンパ・血流を整える | むくみ・疲れの解消 | 体のだるさ・冷えが気になる人 |
| ATM（動きのレッスン） | 日常動作を改善 | 姿勢＆動きがスムーズに | 体の力が抜けない人 |
| カイロプラクティック | 体の歪みや不調の検査 | 関節を安定させる | 古傷が痛む人・産後の人 |
| 頭蓋仙骨療法 | 脳脊髄液の流れを促す | 心身のリラックス効果 | 自律神経の不調な人 |
『FLA整体』のルーツ、フェルデンクライスメソッドとは？
『FLA整体』は、ただの矯正やリラクゼーションではありません。からだの動きを根本から見直し、もっとラクに、もっと自由に動けるようにする整体です。
この考え方のベースとなっているものが、モーシェ・フェルデンクライス博士（1904-1984）が開発したフェルデンクライスメソッドです。
モーシェ・フェルデンクライス博士（1904-1984）
✅ 1904年、旧ロシア領ポーランド生まれ
✅ イスラエルで開拓者として肉体労働に従事
✅ パリ・ソルボンヌ大学で工学・物理学博士号を取得（ノーベル化学賞受賞者ジュリオ・キュリーの研究所で物理学者として活躍）
✅ 日本の嘉納治五郎師範から柔道を学び、フランス柔道連盟の会長も務めた（西洋人初の黒帯取得者の一人）
✅ 膝の故障をきっかけに、「動きの学習」による身体改善を探求
✅ 1940年代に現在のメソッドの基礎を確立
膝の大けがによりメソッドの研究が始まる
スポーツマンだった博士は、ある日のスポーツ中の膝の故障により、当時の医学では『歩くことが出来ない』と言われ、『手術して固定する』以外の選択肢がないと知り、大きな疑問を抱きます。
そこで、自らの体を実験台に、物理学・神経生理学・解剖学・心理学などの知識を駆使して研究を進めました。
フェルデンクライスメソッドを確立
博士は “脳と体のつながり” に着目し、痛みの原因は単なる筋肉や骨格の問題ではなく、『体の使い方のクセ』（脳の使い方のクセ）にあると考えました。そして、ついに博士は膝のケガを克服し、歩けるようになりました。
「体の動きの質が変われば、痛みや不調を改善できる」この考えをもとに、動きの学習を通じて痛みを改善するメソッドを確立し、1940年代には世界中で評価されるようになりました。
日本ではまだあまり知られていませんが、今では、欧米各国を中心に、リハビリやスポーツ、芸術など様々な分野で取り入れられています。
こんな方に選ばれています
- 長年の肩こり・腰痛・頭痛がつらい
- 姿勢が悪い・歪みが気になる
- 整体やマッサージを受けてもすぐ戻ってしまう
- 自律神経の不調や疲労感がある
- 本気で体を変えたいと考えている
「どこに行っても改善しなかった…」そんな方が最後にたどり着く整体として選ばれています。
他の整体・整骨院との違い
「他と何が違うの？」というご質問をいただくことがあります。
以下の表で、一般的な整体・整骨院との違いをわかりやすくまとめました。
| 項目 | FLA整体（当院） | 一般的な整体・整骨院 |
|---|---|---|
| アプローチ | 全身を包括的に見て、流れ・骨格・動きの3方向から調整 | 痛みのある部位や症状だけにフォーカスすることが多い |
| 施術内容 | FI・リンパ・ATMなどを組み合わせたオーダーメイド | マッサージや電気、単一の手技が中心 |
| 体への負担 | 優しいタッチ中心。呼吸や感覚を大切にした施術 | 強い押圧や急な矯正がある場合も |
| 持続性 | 日常の動きや使い方も変えるため、戻りにくい体へ | 一時的な変化で元に戻りやすい場合も |
| セルフケア | ATMレッスンや動きの気づきで自分で整える力が身につく | ストレッチや体操のアドバイスがある場合も |
| 施術の目的 | 「自然な状態へ戻る」「体を再起動する」根本改善 | 痛みをその場で軽減することがメイン |
FLA整体は、“体の再起動”です
慢性的な不調や違和感を抱えている方の多くは、本来のその人のからだの「自然な状態」から少しずつズレてしまっています。
知らず知らずのうちに、無意識の緊張や動きのクセが積み重なり、“うまく動けない体” “スイッチの入りづらい体”になってしまっているのです。
FLA整体では、Flow（流れ）・Line（骨格）・Action（動き）という3つの軸から、体本来の機能を目覚めさせていきます。
それはまるで、止まっていた時計を再び動かすように──
体に「もう一度、動き出すきっかけ」を与える施術です。
不調を消すだけでなく、
「本来の自分を取り戻す」「毎日を前向きに過ごせる体に変わる」
── そんな再起動の体験を、FLA整体で感じてみてください。