国際公認フェルデンクライス講師・メディカルカイロプラクター、古淵かえる整体院院長の阿部です。
「骨盤ベルト」は、症状によってさまざまなタイプのものがあります。身につける場所が異なりますので、正確なサイズの測り方をお教えします。
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骨盤ベルトのサイズの測り方(産後など)
骨盤ベルトには、様々なものがありますが、自分が何に悩んでいるかによって、骨盤ベルトを巻く位置も、使うベルトのサイズも変わってきます。
また、特に「通販」でベルトを購入をされる場合、試着が出来ないですので、正しい位置で正確に測ることが、失敗しない骨盤ベルト選びになります。
ウエスト付近:コルセット
腰痛、ギックリ腰(特に急性期)、重いものを持つ、反り腰、内臓下垂など
仙腸関節付近:仙腸関節ベルト
産後の骨盤固定、腰痛、ギックリ腰(予防も含む)、骨盤がグラグラする、臀部痛など
大転子から恥骨周囲:トコちゃんベルト、ヒップサポートベルト
妊娠中、産後直後、恥骨痛、尿漏れ(骨盤底筋)、内臓下垂など
コルセットのサイズの測り方
コルセットのサイズは、腰のくびれ辺りのウエストのサイズを測りましょう。
呼吸によってもサイズは多少変わりますので、楽な状態で測るようにしましょう。
● 力を入れずに、巻きやすい
● 長いこと使ってもよれにくい
● 固定箇所がずれにくいもの
仙腸関節ベルト(一般的な骨盤ベルト)のサイズの測り方
仙腸関節ベルト(一般的な骨盤ベルト)のサイズは、「腰骨」を指標として、骨盤周囲を測ると良いでしょう。
【注意】仙腸関節ベルトを選ぶ際、しばしば、ウエスト周りのサイズを測ってしまう方がいらっしゃいますが、ウエスト周りでサイズを計測してしまいますと、骨盤ベルトが身体にうまくフィットしませんので、気をつけましょう。
仙腸関節ベルトで固定しなければいけないのは、この写真の部分です。
仙腸関節を固定することで、骨盤の不安定感をなくし、腰痛や臀部痛の緩和を促します。
● メッシュ素材(蒸れにくい!)
● ケータイより薄い(動きやすい!)
● 固定箇所がずれにくいもの
● 生ゴム製は選ばない!(固定力が強すぎて悪化することもあります)
トコちゃんベルトのサイズの測り方
トコちゃんベルトやヒップサポートベルトのサイズ選びは、特に慎重に行いましょう。
写真に示しました「大転子」を指標として、サイズを測ります。
「大転子~恥骨」のラインを水平にして、サイズを測るようにしましょう。
ただし、トコちゃんベルトのサイズを選ぶ際は、以下のようにサイズを測るようにしましょう。
※「恥骨」は、おへそから手を下の方に滑らせると、硬い骨に当たります。それが恥骨です。
恥骨周囲に巻くトコちゃんベルトのようなベルトの場合、仰向けの状態でサイズを測るのが理想的です。
1)仰向けになって、座布団やクッションなどで、骨盤を高くします。
2)メジャーで、「大転子~恥骨ライン」を合わせます。
3)おしりをキュッと締めながら、サイズを測りましょう。
● 仰向けにならなくでも、ワンタッチで固定できる!
● 妊娠中にも使えますので、固定力は普通の骨盤ベルトに比べ弱いですが、産後の仙腸関節の固定にも使える!
● 固定力が弱めなので、寝ている時も使える!