更年期障害・自律神経失調症


更年期に差し掛かる40代を迎えると、生理の乱れなど、ホルモンバランスが変わってきたり、精神面や体力面にも変化を感じ始めるころです。
また、生活面でも変化が起こりやすい時期です。

更年期にさしかかる40代で訪れる主な変化

 身体面での変化 精神面での変化  周囲の環境の変化
ホルモンバランスの乱れ
生理周期の変化
疲れが抜けない
体力の低下
睡眠障害
基礎代謝の低下
理由もなく落ち込む
イライラする
集中力の低下
夫への愛情が薄れた
意欲の低下
物忘れが多い
お子さんの学校関係
学校のPTA
お子さんの進路問題
将来への漠然とした不安
親の介護
仕事関係(管理職に昇進)

漠然とした将来への不安や、お子さんの学校のこと、PTAや進路問題、さらには介護のこと、仕事のことなど、自分のことだけでなく、周囲の環境の変化についていけなくなり、体調を崩しがちです。

一般的に行う治療と言えば、薬を処方されたり、カウンセリングを受けたりすることが多いかも知れません。これらは主に精神面へのアプローチが主体になります。

身体の歪みや動きを変えることが、なぜ更年期や自律神経の改善に良いのか?

当院では、問診・カウンセリングを通じ、さらに身体の歪みや動きに着目して、更年期障害や自律神経の乱れによる不定愁訴に対応します。

 

utsushiseiこの写真の女性ですが、元気そうに見えるでしょうか?

おそらく100人に聞いたら95%以上が「元気なさそう」と答えることでしょう。
精神状態というのは、姿勢や動きとリンクしています。

 

例えば、「両親の介護のことを考えると、頭が痛くなったり、胸が苦しくなったりする」と言うのは、精神面での落ち込みが、身体(主に内臓感覚)に表れている状態です。ほぼ全ての感情(情動)は、不快な内臓感覚を通じ、身体に表れます。

その不快な内臓感覚から逃れるために、人によってはアルコールに依存したり、リストカットのような自傷行為に至るわけです。

そういった嫌な感覚が起こっている時に、身体のどこが緊張しているのかに気づけるようになってくると、不快な感覚に支配されていた自分の身体を、自分自身の力で支配できるようになります。

嬉しければ、身体はゆるみ・・・
苦しければ、身体は緊張します。

当院の施術では、皆さんの身体を心地よい方向へ動かすお手伝いをしていきます。

普段、自分が頑張ってきた保ってきた姿勢や動きを、セラピストの手で優しく誘導されると、あなたの神経系は安心感を覚え、身体の緊張を解いていきます。

ここで自分の心と身体を少し労わってあげませんか?

 

更年期障害や自律神経のトラブルを、チェックシートで調べてみましょう

更年期症状・自律神経症状 チェックシート(身体症状編)
☑ 朝起きても、スッキリした感じがない
☑ 異常に疲れやすい
☑ 肩こり・首こり・頭痛
☑ 頻繁に耳鳴りがする(特に低い音)
☑ 頭がふわふわするなど、めまいがする
☑ 立ちくらみが多い
☑ いつも頭がスッキリしない、重い。
☑ 低気圧が近づいてくると調子が悪くなる
☑ やる気が出ない
☑ 息苦しさや動悸で不安になる
☑ 過呼吸になった事がある
☑ 睡眠障害がある(寝つきが悪い、熟睡できない、不眠)
☑ 吐き気があったり、吐いたりする
☑ 口の中がねばねばする、喉が渇く
☑ いつも胃が重い、胃が動いていない感じがする
☑ 軟便や便秘を繰り返す
☑ 突然、冷や汗や寝汗をかくことがある
☑ 血圧が急に上がってくる感覚がある
☑ いつも手汗をかいている
☑ 喉に異物感を感じる(ヒステリー球)
☑ 不意に声を出す時に、裏返ったり、声が出なかったりする
☑ 身体の力がなかなか抜けない
☑ 鼻から、ふいに声が漏れる
☑ 身体が火照る、ホットフラッシュ(更年期に多い)
更年期症状・自律神経症状 チェックシート(精神症状編)
☑ 人に気を使いすぎる
☑ Yesか、Noかをはっきりさせないと気が済まない
☑ やっぱりやめておこう
☑ 取りこし苦労が多い
☑ 優柔不断で決断力に欠ける、決められない
☑ 憂うつ状態が続いている
☑ すぐに怒る、キレる
☑ 目上の人がいると、力を発揮できない
☑ 知らない人に会ったり、知らない場所に行くとそわそわする
☑ 気持ちが不安定である(気分のムラが激しい)
☑ 自分以外の他者にあまり興味がない
☑ 自分以外の他者を信用していない
☑ 治療院を転々とする(ドクターショッピング)
☑ 他の治療院の先生の愚痴を話す
☑ 少し元気になると治療を中断する
☑ 予定をしばしばドタキャンするなどなど・・・

いかがでしたか?

上記は、更年期障害や自律神経失調症の症状で多く見られるものです。
いくつも当てはまるようでしたら、治療を考えた方が良いと思います。

病院では薬などを処方してくれますが、薬は一時的に症状を改善してくれるかも知れませんが、薬がなくなったら、コントロールが効かなくなるのでは、意味がありません。
自分自身の身体は、自分で支配できるようにならなければなりません。

ただ、自律神経に関する症状は、改善までにある程度長い時間を要します。
1回で劇的に変わってくるということは、ほとんどの場合ありません。自分の意志と関係なく働き続けている自律神経が、いきなり自分の力でコントロールできるようにはならないからです。

自分にしっかり向き合えて、本気で症状を治したいと願う方であれば、多少の波はあるとは思いますが、少しずつ改善に向かうと思います。(1年以上掛かる方も多くいます)

ですので、施術を希望される方も、そのつもりでお越し下さい。

まずは、自律神経の働きを知りましょう。そして、自分の症状と比較してみましょう。

「自律神経」とは、自分の意志とは関係なく自発的に働いている神経です。まさに自律して働いている神経なので、「自律神経」と言います。

たとえば、自分の内臓などは、自分の意志に関係なく働いていますよね?
「今から、胃液を出そう」「さぁ、小腸を動かそうか!!」というように、自分でコントロールすることは出来ません。

自分の身体の内外の環境の変化を見張りながら、環境の変化に合わせて、身体をコントロールしているのが、「自律神経」なのです。

「自律神経」には、大きく2つの自律神経があります。

2つの自律神経「交感神経」と「副交感神経」

kiai交感神経
(気合いON:アクセル)
onakaippai副交感神経
(気合いOFF:ブレーキ)

「気合い」のONとOFFと説明しましたが、しばしば「闘争逃走」と説明されます。

同じ「とうそう」という読みではありますが、環境の変化(ストレス)に対して、「戦うか?逃げるか?」です。うまいこと言いますね。

この2つの自律神経が、”交互に”働きつつ、互いに「なめらかに」シーソーのような動きをしながら、うまくバランスを取っているのです。

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互いにシーソーのような動きをしていると書きましたが、イメージとしてはこの図のような感じになります。

正常な方は、このように、交感神経と副交感神経のバランスが取れています。

 

%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%ac%e3%82%b9%e9%81%8e%e5%a4%9aしかし、ストレスが過剰になると、交感神経が過敏になってしまいます。

これが行き過ぎると???

 

%e3%82%84%e3%82%8b%e6%b0%97%e3%82%bc%e3%83%ad乗る場所が狭かったので、落っこちてしまいました!!

今度は、一気に副交感神経に傾いてしまい、「やる気ゼロ」に燃えつきてしまいました。。。

 

「燃え尽き症候群」とは?

例えば・・・「燃え尽き症候群」というのがありますが、「頑張りすぎてしまった」(交感神経過敏)の反動で、急激に「何もやる気が起きない」(副交感神経過敏)という状態になるわけです。

つまり、極端から極端なのですね。正常の範囲内で、自律神経のスイッチがなめらかに切り替わらなければならないのですね。

自分の意思と関係なく働いている神経だからこそ、自分で改善することが難しいのです。
実際に施術を受けたとしても、すぐに全てが良くなるわけでもなく、気長に治していく感じになります。
特に自律神経失調症のような方は、施術後、極端な反応が出る方が多いです。

症状の改善をしていくには、まずは、自律神経の働きを知ることが必要ですね。

人間は、太古の昔から、「狩り」をしたりしながら、生活をしていたわけなのですが、その頃から続く名残と言いますか、そういう本能が今もなお我々にはあるのです。
ここで、2つの自律神経「交感神経」と「副交感神経」の働きを、その「狩り」のお話と交えながら、わかりやすく説明したいと思います。

覚えやすい!!「交感神経」と「副交感神経」の働きのパターン

自律神経の「交感神経」と「副交感神経」の働きの違いは、下に書きました。これをイメージしながら、読み進めていって下さいね。


kiai

交感神経
(気合いON:アクセル)

(攻撃・ストレス対抗・肉体活動)

 

瞳孔が開く(光に過敏になる)
気管支が開く
心臓が早くなる
筋肉が活発になる(敵への攻撃)
排泄を我慢
末梢の血管は収縮
汗腺が開く
脊髄神経(脊柱)
高気圧(晴・冬)
顆粒球(炎症系)

交感神経は、おなかが空いた、敵に脅かされるといった、命の危機に遭遇した時に、活動を起こすのですね。

onakaippai副交感神経
(気合いOFF:ブレーキ)

(リラックス・内臓活動)

 

瞳孔が閉じる
気管支が狭まる(喘息など)
心臓が遅くなる
内臓の動きが活発になる(消化・吸収など)
排泄
末梢の血管 拡張
頭蓋骨・仙骨(頭とおしり)
低気圧(雨・梅雨・夏)
リンパ球(アレルギー疾患系)

このようにズラズラ書かれても理解するのは、難しいですよね?

「狩り」と「食事」の場面から、わかりやすく説明したいと思います。

「交感神経」は、狙った獲物と戦う時に働く!(もしくは、全力で敵から逃げる時!!)

kiai

【狙った獲物と戦う場合】
狙った獲物(食べたいもの)が目の前に居ます

その獲物を目で追い続けます
「瞳孔が開きます」

興奮して息が荒くなってきました
「気管支が開いて、空気(酸素)を多く取り込むようになります」

「心臓もドキドキしてきました」
(全身の筋肉に酸素を送るためです)


いつでも攻撃できるように、準備をします
「酸素が筋肉に送られ、筋肉がスタンバイします」

手先足先などがひんやりしてきました
「末梢の血管の収縮」
(血液を筋肉や脳に集中させたからです)


獲物に逃げられてしまいます
トイレに行っている場合ではありません
「排泄を我慢できます」

緊張しすぎて、手汗をかいてしまいました
「汗腺が開く」
【全力で逃げる場合】
怖い敵が目の前に居ます

その敵の動きを目で確認します
「瞳孔が開きます」

興奮して息が荒くなってきました
「気管支が開いて、空気(酸素)を多く取り込むようになります」

「心臓もドキドキしてきました」
(全身の筋肉に酸素を送るためです)

いつでも逃げられるように、準備をします
「酸素が筋肉に送られ、筋肉がスタンバイします」

手先足先などがひんやりしてきました
「末梢の血管の収縮」
(血液を筋肉や脳に集中させたからです)


全力で敵から逃げます
トイレに行っている場合ではありません
「排泄を我慢できます」

緊張しすぎて、手汗をかいてしまいました
「汗腺が開く」

【交感神経が優位な症状はこのような傾向があります】
● なかなか緊張が抜けない(力の抜き方が分からない)
● 他の人に比べ、汗の量が多い
● 手先・足先が冷たい
● 便秘がち
● 光がまぶしく感じる などがあります。

「副交感神経」は、捕まえた獲物を食べている時に働く!

onakaippai

食事を目の前にして、リラックスモードです

幸せなので、眼がとろーんとします
「瞳孔は締まります」

呼吸も穏やかになります
「気管支が狭くなります」
(筋肉に大量の酸素の必要がなくなります)


「心臓も穏やかになります」
(全身の筋肉に酸素を送る必要がないからです)


食べたものを消化しなくてはなりません
「内臓が活発になり、消化・吸収を促します」
(血流は内臓に集中します)


リラックス効果が高まり、
手足がぽかぽかしてきました
「末梢の血管の拡張」


周りに敵や獲物はいません
トイレに行っても大丈夫ですね
「排泄」

【副交感神経が過敏な時には、このような傾向があります】
● 寝る間際に、咳が止まらなくなる(喘息の方など)
● やる気が起こらない
● おなかを下しやすい
● 常にねむい
● 手足があたたかい などがあります。

「寝る子は育つ」とは良く言ったもので、身体がリラックスした状態は内臓が活発になる自律神経の副交感神経が活発になるのです。頭を撫でてあげると安心するというのも、間違ってないのですね。

【コラム】なぜ、寝る間際になると、咳が止まらなくなるの?

喘息の方風邪をひいた方はわかると思いますが、布団に入ると咳が止まらなくなる・・・そんな経験ありませんか?

これも自律神経の働きで説明が出来ます。

身体を休めるとリラックスの自律神経である「副交感神経」が優位になり、気管支が狭まってしまうのです。身体を休めると言うことは、全身の筋肉に酸素を送る必要がなくなるのです。

結果として、身体を休めると咳が止まらなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
ただ、あまりにも酷い喘息の方には、副腎皮質ホルモン剤、いわゆるステロイド剤などを処方し、無理やり交感神経を高めさせるのです。

そうなると、交感神経が一気に優位になりますので、気管支は拡張し、心臓もバクバクしたりすることでしょう。

ステロイド剤には、強力な消炎作用がありますが、あまり頼り過ぎてしまうと、自分の体内での副腎皮質ホルモンを生成する力さえ奪ってしまうのです。

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当院のカイロでの施術は、相対的に低下している方の自律神経を賦活させる施術を行ないます。

また、当院の施術では、経絡を使ったり、今までやった事のない呼吸を誘導したり、頭蓋仙骨療法(クラニオ・セイクラル・セラピー)なども駆使して対応することになります。

本人の治そうという気持ちが何より大切です。諦めずに頑張りましょうね。

 

自律神経のバランスが乱れる原因

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自律神経の乱れから来る症状は、実に多岐に渡り、普通ではよくわからない症状を訴えられることが多いです。

上で説明したように、自律神経の働きを知った上で、自分の症状を当てはめていくと、納得できることが多いのではないでしょうか?

 

自律神経が乱れる原因としては、

● 元々ストレスに弱い体質や性格的なもの(悲観的・ネガティブ)
● 過度のストレス(肉体・精神)
● 生活習慣の乱れ(夜更かしなど)
● ケータイやPCの画面の見過ぎ
● 姿勢不良
● 環境の変化への適応(気温差、家庭や職場環境の変化など)
● 女性ホルモン

などが挙げられます。

上記の原因で、自分でコントロールできるのは、生活習慣とケータイなどの過度の依存などでしょう。
特に深夜、電気を暗くして、モニター画面を見ているような方は、自律神経が乱れやすいです。

また、自律神経失調症の方は、例外なく、姿勢が悪く猫背になっています。

実は、うつ症状と密接な関係のある、脳内物質のセロトニンの不足と関係があります。
このセロトニンには、姿勢を保つ脊柱起立筋(背骨の脇の筋肉)の働きを維持する働きがあるのです。

utsushiseiつまり、このセロトニンが不足するということは、姿勢が保てなくなる、つまり猫背になるということですね。

気分が落ち込みがちな人が、背中を丸くしている猫背でいる人が多いのは、そういう理由があるのです。

姿勢が良くなるというのも、自律神経のバランスを整えたり、うつ症状を軽減させることになるのですね。

 

様々な治療院を転々とされた方へ(心構えなど)

一般的に、自律神経の乱れから来る不定愁訴を抱えた方の多くは、原因が良くわからなかったり、なかなか良くなって来ない焦りから、様々な病院や治療院を転々とされている方が多いです。

特に、いわゆる「新型うつ(好きなことだけは出来る)」と呼ばれる症状をお持ちの方や、「適応障害」などの症状を抱えた方は、「協調精神に欠ける」方が、ことのほか多いように思います。

ただ、そういう傾向があるということを、今はそれを認めてあげるだけで結構です。

主に興味や関心の対象が自分にしか向いていない傾向があります。
自分以外の他者、つまり社会に対して興味や関心がない状態ですので、自分の症状が良くならない原因を、医者のせいにしたり、会社の上司のせいにしたりなど、自分以外の誰かに責任を転嫁させる傾向があるので、自分以外は信用しないという方が殊の外多いです。

また、自分以外の人に関心がありませんから、自分の都合を優先させる傾向があります。
他人との約束(施術の予約時間など)を守らなかったりなど、人に迷惑を掛けることなどを無意識に行いがちです。

結局、自分以外の誰も信用していませんから、次から次へと病院や治療院を乗り換えてしまいます。

そうなると、また新たに通う治療院では、一から調べなければならないですから、結局のところ、いたちごっこにしかならないのです。

治らないのは、病院や治療院との相性ということもあるでしょうが、多くの場合、自分の心の中にあるのです。