フェルデンクライス ATMレッスン レポート
2019年2月に実施されたATMレッスンをレポートします。
肩甲骨、肋骨、目の繋がりの動きのレッスン
1枚目がbefore、2枚目がafterです。
初めにどのくらい腕が開くか可動域を調べます。
優しく肩の関節を動かしたり、視線を動かしたりしてゆきます。
もう一度可動域を調べてみると、写真の様に変化しました。左右差のあった身体もバランスが良くなり、呼吸も楽になりました。
ご本人も驚くほどの変化です。
骨盤と腕の繋がりの動きのレッスン
骨盤を持ち上げたり下ろしたりの動きを行い、その途中から腕の動きを挟んでやって行きます。
腕の動きを入れた後では骨盤かスムーズに持ち上がり、横に転がすのも楽になりました。
骨盤が楽に動く様になると、不思議と肩関節の可動域までも広がって来ます。
腕と脚を伸ばすレッスン
片腕を頭の上に伸ばしながら頭を逆側に転がしたり、脚を長くしたりします。
上体を肘をついて起き上がらせ、片手をあげたり、片脚を上げた状態でもう一方の脚を長くしたりします。
かなり辛い姿勢ですが、どこに寄りかかったら楽か?を探索して行くうちに、楽に動ける様になりました。カチカチだった首肩、肩甲骨が楽になりました。
鎖骨の下方変位で起こっていた、腕の痛みや痺れの症状が緩和し、バランスが整いました。
体調の悪い時ほど、フェルデンクライスで身体の変化に意識を向けてみてくださいね。
身体の色んな部位で床を押すレッスン
うつ伏せで右手の甲で床を押しながら肩や頭を上げたり、仰向けでかかとと頭で床を押したりします。
手をブリッジする様にして頭の横に着き、床を押してゆきます。
自分の身体がどんな風に床を押しているのか、床との関わりに意識を向けてゆきます。
無意識に固めて動いていた部位が解けるように軽やかに動き出します。新しい動きを獲得する度に脳に新しい神経回路が出来てゆきます。
独楽のように回るレッスン
認知症ケアでの毎週のレッスンですが、最近はよく喋るようになりました。
両脚を横座りにしてから、数々のプロセスを経て、独楽のように回る動きにまで繋げていきます。
二人でタイミングを合わせて回ってみましたが、写真は撃沈して、転がってるシーン。笑
何度も何度も動きを遊んでいるうちに、次第に動きが滑らかになってきて、身体も楽に変わっていきました。可動域も増えました。
今回はダイナミックな動きのレッスンでしたので、うっすら汗をかかれたようです。楽しいレッスンでした。
胸郭の動きのレッスン
胸周りを固めて動いていると、他の部位に負担がかかり、様々な症状が現れることがあります。
今回は肋骨、肩甲骨、背骨を連動して動かして行く動きです。
最後に立って歩きながら柔らかく首を前に後ろに動かしてもらいました。鳩の様な歩き方です。
人間には少し難しいですが、チャレンジするうちに身体全体が柔らかく、滑らかに動く様になりましたね。お家でも是非やってみて下さいね。
仰向けで背骨をねじるレッスン
以前にも似たようなレッスンを行いましたが、今回は身体の分化に重きを置いたものになりました。
手や脚の組み方を変えたり、目や頭や肩の動かす事方向を変えてみたり、様々な動きのバリエーションを行いました。学習のプロセスを楽しむレッスンですね。
レッスン前と後で、可動域が変わっているのがわかりますね。
次回のレッスンのあと、白内障の手術のため、しばらくおやすみ。
目がよく見えるようになったあと、レッスンの感じ方がどう変わるのか、楽しみです。