フェルデンクライスATMレッスンレポート
2020年3月16日~31日までに行われたATMレッスンをご紹介します。
かかとで床に円を書くレッスン
座って両手を後ろについて、楽な姿勢を取ります。
かかとで床に円を書いてゆきます。
彼女は実は左足の薬指を骨折しています。
怪我に影響の出ない様に注意深く動いてゆきます。
片足で、両足で、うつ伏せになってかかとで空中に円を書いてみます。
日常生活は怪我している足を庇って動いていたので、身体のバランスが崩れていましたが、全体がリセットされた様に整いましたね。
無意識に入っていた力が緩み、楽に身体を使えるようになりました。
座った姿勢で床に。仰向けになって空中に。それぞれバリエーションを加えながらかかとで円を描いてゆきます。
小さな円の時、大きな円の時、身体はどんな風に動いているでしょう。
片足で行った時と、両足で行った時はどう違うか、感じてみてください。
じんわりと汗が出るほど全身を使っていますね。
膝や股関節、固めていた上半身が柔らかくなりました。
フェルデンクライスを続ける事で、抱えている辛さや痛みが緩和して行きますね。
レッスンは気長に楽しんで下さいね。
腕のアーチの下でおでこと膝が出会うレッスン
横向きに寝て、上の腕でアーチを作ります。
そのアーチに向かって頭や膝を近づけてゆきます。
頭だけ動かしたり、膝だけ動かしたり、同時に動かしてみたり。
背骨や肋骨、胸のあたりはどう動いているか、感じながら動いて下さい。
さらに後頭部と足裏を近づける、背中を反らすバリエーションも加えてゆきます。
骨格が滑らかに動き始め、固まっていた胸や背中がとても楽になりましたね。
いつもレッスンの後、背が伸びますが、今日は一段と高くなりましたね。
インディアンの手のレッスン
変なタイトルのレッスンです。うつ伏せで埴輪みたいなポーズから、最初は腕だけの上下の動きから。
レッスンが進むにつれ、腕だけの動きに頭や腕の方向を変える動きが加わり、さらには足首の動きや目の動きも同時に行うという、おそろしく複雑なレッスンです。
案の定、頭はカオス状態に。笑
複雑ゆえに途中で動きが止まったりもしましたが、動きを妨げたものは何だったのでしょう?力の入っていた部分には気づけましたか?
レッスンのあとは、動きも呼吸も楽になり、背中の感じも変わったことでしょう。
お疲れ様でした!
肘から起き上がるレッスン
横向きで、頭を持ち上げて行く時に頭だけ、頭と腕、膝を掴んで助けにする、とバリエーションを加えてゆきます。
顔を天井に向けて上体を捻った姿勢でも同じようにやってゆきます。
最後は支える手を替えて行い、可能ならば肘に寄りかかって起き上がってきます。
上半身と下半身が連動すると、楽に起き上がれませんか?
今日は敢えて片側だけしか行いませんでしたが、レッスン前よりも左右のバランスが整いました。
横向きから上体は天井方向に向けて、頭を持ち上げる動きを行います。
手を助けにしたり、脚を持つことで、助けにしたり、脚の重さを助けにして起き上がるバリエーションを行います。
それぞれ、身体のどこが床を押すのか、どんな違いがあるのかを感じてみましょう。
最後は可能ならば、肘に寄りかかって起き上がってきます。
楽に起き上がることが出来ましたね。
これも、寝た姿勢から起き上がるひとつの方法です。
試してみてくださいね。
寝返りのレッスン
寝ている時に、一晩で何度も行う寝返りですが、無意識に行っていますね。
人により、自分のやり方があると思いますが、そのパターンのバリエーションを学んでゆくレッスンです。
寝返りをする際に、どこから動き始めるのか、意識を向けて最初の動き始めの部分を何度も繰り返します。
自分のやり方の他に、違ったやり方の情報を入れて行く事で、無駄な緊張が取れて身体が楽になりますね。
眠っている時の寝返りや、横たわった姿勢にも変化が出るのか?
楽しみです。
座ったまま脚をスイングするレッスン
後ろに手を着いた姿勢から、両脚をスイングしながら、脚を一周させるにはどうしたら良いのでしょう?
両脚を固めてスイングしてしまい、なかなか上手くスイング出来ません。
どのタイミングで手を前に着くか?
どのタイミングで骨盤を転がすか?
顔は正面に残したまま、脚を一周することは出来ますか?
骨盤をいかに楽に転がせるかが、コツなのかも知れませんね。
今回はブレークダンスのような動きでしたので、結構汗をかきましたね。笑
うまくは出来ませんでしたが、丹田を使ったからか、立ち上がった時の重心の位置が下がって安定感を感じるようになりました。
この新しい感覚を楽しんで下さい。
頭を転がすレッスン
身体に捻りを加えた状態で頭を転がしてゆきます。
右手、左手、両手で。
頭の後ろで手を組んで頭を持ち上げたり、脇を縮めたりしてみます。
仰向けで行った時と、捻りを加えた時の違いを感じてみましょう。
頭から骨盤までの繋がりが出てくると、身体が軽やかに動き始めますね。