フェルデンクライスATMレッスンレポート
2020年5月1日~31日までに行われたATMレッスンをご紹介します。
胸が柔らかくなるレッスン(リリカのためのレッスン)
横たわる姿勢、座った姿勢で、腕を外側から回して足を持ち、上げ下げしたり、床の上をワイパーの様にスライドさせたりします。
この時、身体のどこが動いているかに意識を向けてゆきます。
身体に制限をかける事で、今まで動きが悪かった身体の部位がだんだんと動けて来ますね。
レッスン後は固まっていた胸や背中が自由になりましたね。
少しづつ胸の柔らかさが定着してくると良いですね。
ひこところで、「リリカのためのレッスン」と言うタイトルですが、これはリリカさんという女性のために作ったレッスンだとか。
で、このレッスンを作ったフェルデンクライス博士は、リリカのことが好きだったのか?あまり好きじゃなかったのか?
我々が参加したトレーニングコースでの多数決では、博士はリリカのことがあまり好きじゃなかったのでは?と言うことでまとまりました。笑
このレッスンの動きは、かなり難しいのです。。。笑
四つ足から座るレッスン
両手両足を床に着いた姿勢から、足を浮かせた側の膝を、反対側の手と足の中間の所に置きに行き、そして、座っていくという動きが今回の動きです。
ボーリングのボールを投げる動きであったり、座ってる姿勢から骨盤を持ち上げたりなど、様々な動きで遊んでもらいました。
肋骨の動きであったり、骨盤や尾てい骨の軌道、胸骨の動きであったり、肩甲骨がどうスライドしてるのか?
今回はうるさいくらい動きと身体の繋がりを感じさせるレッスンを心掛けました。
終わったあとは、身体が楽になりましたか?呼吸はいかがですか?
頭と脚を楽に持ち上げるレッスン
横向き、仰向けで頭を抱えた状態で、頭、脚を上げたり下げたりします。
頭だけ、脚だけ、交互に、両方同時に。そして、頭を回したり、脚を回したりしてゆきます。
この時、身体のどこが床を押しているでしょう?
動かしている部位ではなく、背骨や肋骨、骨盤などにも意識を向けてゆきましょう。
自分がどんな風に身体を使っているのか。観察し、感じて見てください。
様々な動きを通して、だんだんと身体が変化してゆく様を楽しんで下さいね。
レッスンの初め、重かった頭も脚も後半は軽く、楽に持ち上がりました。
今回は特に背骨に注意を払って動いてもらいました。
ATMの前に行う身体調整体操の動きが要所要所に出てくるので、意識を向けやすかったかもしれませんね。
胸と背中を柔らかくするレッスン
仰向けで、片手でもう一方の腕を引いたり、手首を持ったまま、腕をおでこに乗せて頭を転がしたり腕に頭を乗せて動かしたりしてゆきます。
制約をかけて動くことで、動きすぎていた所を抑え、動けていなかった所に動きを出してゆくことが出来ます。
コロナウイルスの外出自粛要請で来られませんでしたが、久しぶりにレッスンを楽しんで頂けました。
凝り固まった首肩が解け、だんだんと全身が楽に動き始めたのが感じられ、とても嬉しく思いました。
膝に脚をかけて膝を倒すレッスン
左脚を右膝に掛けて、左側に倒していく動きを様々なバリエーションで展開するレッスンです。
写真のように合わせた両手を傾けながら行ったり、腕を床の上で滑らす動きに合わせてみたり。
背骨のしなり、肩甲骨の肋骨上での動き、頭の転がり、骨盤の動き、呼吸、様々なことに意識を向けさせながら、膝を倒す動きとの関連性を深めていきます。
するといかがでしょうか?
左側のレッスンしか行っていないのに、右側も同じようなスムーズさで身体を使えてくるのがわかります。
面白いですね。
股関節が柔らかくなるレッスン
横向きで、両手両脚を平行に床の上に伸ばします。
片足を天井方向に上げ下ろししてみます。
写真は、左上はレッスン前、右下はレッスン後。比較をすると、レッスン後では楽に軽く脚が上がるようになっていますね。
特にストレッチをした訳でも、強い力で何かした訳でもありません。
いつものように、心地良い範囲で身体のあちこちに意識を向けながら、様々なバリエーションをしただけです。
例えば片方の手で、もう片方の腕を引きながら、もっと先に行くには身体のどこを協力させれば良いかを探りながら動きます。
毎回探索の旅に出て、楽しんで下さいね。
椅子のレッスン
椅子に逆にまたがって色んな動きをしてゆきます。
始めは腕を背もたれに休めて頭を傾けます。
背骨や骨盤はどんな風に動いているでしょう。
息は吸っているか、吐いているか。
腕を伸ばしながら、伸ばしたところでキープして、高くしたり低くしたりとバリエーションを加えながら、頭をゆっくり傾けて、戻す時は速くやってみましょう。
両腕を交互に伸ばし、長い方に、そして短い側に頭を傾けてゆきます。
背中や胸は、そして骨盤はどう動いているでしょうか。
頭を真ん中に留めて、胸を動かしてみましょう。
身体のどこが動いているのか、感じて見てくださいね。
レッスンが進むにつれて、胸郭が柔らかく動き出しましたね。
彼女は胸と背中を固めていることが多いので、こういったレッスンを是非家でもやってみて下さいね。
仰向けやうつ伏せで、身体を丸めたり伸ばしたりのレッスン
今日は二人でのレッスン。一人はフェルデンクライス歴1年ほど。もう一人はフェルデンクライス歴20年以上、と言いますか、私の先生です。笑
同じレッスンをしているはずなのですが、お二人の動きがまるで違います。プロセスやバリエーションの作り方が全く違いますねー。
床の上で自分の身体をいかに転がりながら、動きを作っていくのか?
うつ伏せで肘を上げたりするような動きが、仰向けで身体を丸める動きにどう関わるのでしょう?
仰向けとうつ伏せを行ったり来たりしながらのレッスンでしたが、何か変化を感じましたでしょうか?