フェルデンクライス ATMレッスン レポート
2019年1月に実施されたATMレッスンをレポートします。その2
立って体重移動をするレッスン
このレッスンは歩いたり、立ち止まって体重移動したり、脚をクロスさせたりします。
自分がどんな風に立ったり歩いたりしているのか?
自分の右側、左側を認識してゆきます。
レッスンが進むうちに、始め固まっていた胸周りが楽に動き始め、身体全体のバランスが整ってきました。
面白いレッスンです。
肩甲骨と首の繋がりのレッスン
ゆっくりと優しく、小さな動きの積み重ねを繰り返してゆきます。
首肩のコリが少しづつ無くなり、動きがしなやかになってゆきます。
歩行も軽やかに変化しました。
ほんの小さく頭を転がしたりする地味な動きですが、彼女は「今までで一番地味なレッスンだったけど、一番首と肩が楽になった!」と感想を頂きました。
とても気づきの感性の高い方だと思います。
骨盤を回転させる動きのレッスン
身体の中心にある骨盤は、全身にどんな風に働きかけるのでしょうか?
大転子の上に鉛筆を立てたとイメージして円を描いてゆきます。
初めはいびつに描いていた円が、だんだん滑らかに描けるようになってくると、身体中至る所が回り始めます。
レッスンの最後の方では、目の周辺も回っているという感想が印象的でした。
身体で床を押す動きのレッスン
床に寝た状態で踵や頭で床を押してゆきます。
初め凝りの強かった右手は枕を敷いて高さを出して押していましたが、レッスンが進むうち枕を使わずにしっかりと押せるようになりました。
自覚症状の無かった首肩のコリが和らぎ、呼吸も楽になりました。
目の動きのレッスン
毎週の初期の認知症のケア。今回は目の動きのレッスンです。
仰向けやうつ伏せと姿位は変わりますが、身体を全く動かさないレッスンでしたので、少し寒かったかも知れませんね。
目を閉じながら、右目をイメージしたり、望遠鏡をのぞき込むように目を使ったり、ひたすら目を丁寧に動かすというレッスンでした。
目だけを動かしているのですが、顎や舌、首や背中などに、僅かながらの緊張を感じたり、目を動かすことで、「今ココで何が起きているのか?」その「イマ」に注意を向けて頂きました。
身体をほとんど動かしませんでしたが、終わったあとの眠気が凄かったようですね。
頭をフル回転させましたからね。
目を動かしただけのレッスンでしたが、首や肩が楽になったそうですよ。
肩甲骨と背骨の繋がりのレッスン
頭をゆっくり転がしたり、うつ伏せで顎を床に近づかたり、歩きながら顎を前に出したりします。
固めて動いていた首肩周囲が滑らかになり、動きがエレガントになりました。