こんにちは。国際公認フェルデンクライスメソッド講師、古淵かえる整体院スタッフの田崎です。
毎年梅雨の時期になると梅干しを仕込みます。もうかれこれ30年くらい続けていて、周囲からは梅干し職人と思われていますw
今年も和歌山の梅農家さんから木で熟した梅を購入しました。今年の梅は少し小さめかな?
この記事を書いていたら、通りがかった院長がボソッと「梅干しばばあ」と。ひどい!エイジハラスメントで訴えてやる~(笑)
そもそも梅雨という言葉、なぜ梅という字が使われたのか?単純に梅の実が成る時期だからと思っていましたが、調べてみたら色んな説があるんですね~。
確かに梅の実が熟す季節だから、という説もありますが、じめじめしていて黴(かび)が生えやすい時期であることから、黴雨(ばいう)という言葉が生まれ、語感が良くないから梅雨(ばいう)という当て字を使うようにまったという説もありました。
確かにこの時期、本当に黴が生えやすいですよね~。梅干し作りも土用干しするまでは毎日黴との闘いが続きます。少しでも気を抜くと、すぐに黴が生えてしまうので本当に油断できません。
毎日梅を漬けた容器を開けて梅の顔を見て、容器を揺すって、蓋をするときに空気を抜いて…
今日のような梅雨の晴れ間にはすかさずザルに広げて天日に当てます。こうすると、梅酢が濁っていても、少々黴の前兆があっても黴を抑えることが出来ます。梅雨の晴れ間は溜まった洗濯物と、梅の為にはとっても貴重なんです。
梅雨が明けて晴天が続く土用あたりに三日三晩干し上げて、ようやく、梅干しが完成します。ここまでくると、今までの戦いは嘘のように収束し、数年ほったらかしておいてもカビるどころか、味に深みが出てくるんですから、梅干しって食べ物は本当に面白いですね~。
しかも、梅の持つ殺菌力やクエン酸も注目されていますよね。梅の産地で名高い和歌山県は、梅を沢山食べることはもとより、うがい薬の替りに薄めた梅酢を使うそうで、インフルエンザの罹患率も低いと聞いたことがあります。新型コロナにも立ち向かっておくれ!いや、きっと一定の効果はあるはず!と、個人的には思っておるのです。はい。
というわけで、梅干し好きが高じて毎年20キロの梅を約30年漬け続けてきた私ですが、体力の続く限りこれからも梅仕事に精を出してゆくんだろうと思います。
それにしても、梅の雨かと思っていたのに、黴の雨だったとは・・・だいぶ残念ですねぇ(;´・ω・)
早く梅雨、明けないかな~~~。