フェルデンクライス ATMレッスン レポート
2019年9月16日~30日までに実施されたATMレッスンをレポートします。
脚を持って転がるイメージトレーニング
手で足を楽に持って上げ下げしたり、上げたところで円を描いたり、その動きを寝た姿勢でやったりします。
顔を足に近付けたり、足を持ったまま転がったりします。
片側で行った事を、一通りイメージしてから実際にやってみます。
イメージしないで行った時と、イメージしてから行った時、何が違うでしょう?
背骨をしなやかに使えるようになり、楽に動ける様になりましたね。
様々なアイデアで身体を楽に使うレッスン
どのようなことに意識を向けると、自分の身体はより滑らかに協調して動くのでしょう?
今回のレッスンでは、4つのアイデアを使って、身体を動かしました。
一つ目は、身体を動かす時に、自分の身体はどこに体重を移していくのか?
二つ目は、どこか身体に努力を感じたら、それを手放して、さらにその先へ動かせるようになるか?
三つ目は、頭の中で自分が楽に動いてるイメージを想像してもらい、そのイメージを元に動いて、自分の身体はイメージ通り動けるかどうか?
四つ目は、楽に動いてる他の人の姿を客観的に見つめてるイメージをして、それを真似て実際に動いてみるとどうなるか?
これらを駆使しながら、動きをクリエイトしたところ、イメージをしてから動かすと、より楽に、より大きく動けるように、身体が変わってきました。
イメージトレーニングの重要性を改めて感じるレッスンでした。
脚を持って振り子のように転がるレッスン
横向きに寝て、重ねた手をスライドさせる、重ねたまま少し上げてみる、胸を開いて片手を反対側に楽に行けるところまで持ってゆくというバリエーションを行います。
肩甲骨や肋骨に意識を向けて、呼吸は楽に。
脚を開いたり閉じたり、上半身の動きと組み合わせて行きます。
脚の楽に掴める所を持って、左右に転がってみます。自分の体重を使って背中をマッサージする様に。
どのタイミングで下の脚が浮き上がりますか?
心地よく動きながら、自分の身体に意識を向けてみましょう。
レッスンが終わるといつも身体が整って、呼吸も楽になりますね。
胸と背中を柔らかくするレッスン
手をウエストの下に差し込んで上げ下げします。
片手で、両手で、股関節や頭と組み合わせて、色んなバリエーションで動いてゆきます。
沢山動く事が目的ではないので、無理に動かそうとする必要はありません。
片側を行う時、反対側の手で鎖骨を触りながらやってみると、ほんの小さな動きでも、しっかりと骨を伝わって来るのを感じることが出来ます。
肘で床を叩いたり、頭を持ち上げる時に可能ならば起き上がって来ましょう。
地味な動きですが、胸郭が柔らかくなり、全身が楽に動かせるようになりました。股関節や足首の痛みも緩和しましたね。
お家でもやってみて下さいね。
振り子のように転がるレッスン
横に寝て、両手両足を平行にします。
このポジションから、脚を上げる。上げた脚で円を描く。腕をスライドさせる。手首を掴んで反対側に腕を引く、などの様々なバリエーションを行います。
最後に仰向けで両足を持ち、ゆっくりと左右に転がります。どこで動きが強くなるか、どこで穏やかになるのか、動きながら自分が何をしているのかを観察してみましょう。
全身のバランスが整い、重かった脚が軽やかに動くようになりました。
仕事柄固めがちな首肩周辺も柔らかくなりましたね。
うつ伏せで両脚を倒すレッスン
題名の通りのシンプルなレッスンなので、自分が何をしているのかということにフォーカスを当てることに時間を使いました。
両脚を倒す時に、身体のどこに体重が掛かるのか?
どこが浮いてくるのか?
床に置いたままの肘はこの動きにどのように関わっているのか?
力が入ってしまった部位はないか?
他にも色々感じながら動きました。
たったそれだけの事ですが、全身の身体が緩んできました。
不思議なことがいっぱいのレッスンです。
彼女にとって久々、約15年ぶり位?のATMレッスンだそうです。働いている会社の福利厚生で、あべこべ体操で有名な北洞先生からフェルデンクライスのレッスンを受けていたとか。
まさか、うちのお店で再びフェルデンクライスに出会うことになるとは思ってなかったでしょうね。笑
以前は操体法などもやっていたとかで、意識の向け方が上手いというのか、よく身体が動く動く。トレーニングコースに来ませんか?笑
ワニっぽい動きなどを交え、色々遊んで頂きました。
レッスン後は、身体の可動域も変わり、動きがしなやかになりました。