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当院からのおしらせ

フェルデンクライスATMレッスン レポート 2020年6月 その1

フェルデンクライスATMレッスンレポート

2020年6月1日~15日までに行われたATMレッスンをご紹介します。

四つ這いの姿勢から立ち上がるレッスン

四つ這いになって、楽に出来る範囲でお尻をかかとに近づけて行きます。

前を向いたまま、頭を落として下を向いたまま、両手両足をぴったりくっつけて、つま先を立てて、片目を瞑って、と色々なバリエーションでやって行きます。

どこが引っ張られるのか?
どこが柔らかくなったらもっと楽に出来るのか、イメージしながらやってゆきます。

最後はかかとを床に近づけて、可能ならば立ち上がってみましょう。

立った時の感覚は、歩いた時は初めとどんな風に変わったでしょうか。
普段やらない動きを楽しんで、身体が整ってゆく様を味わって頂けました。

ひねりを加えて風船呼吸のレッスン

仰向けで両手を天井方向に伸ばして、両手を合わせ、脚を組みます。

組んだ脚を傾けて、深く沈めたところで留め、風船呼吸をします。

風船呼吸とは、胸に風船があるとイメージしながら息を吸い、膨らませた風船をお腹に移動させたり胸に戻したりする動きのことです。

傾ける方向を変えたり脚を組み替えたり、脚と腕を逆方向に傾けたり、頭を持ち上げた状態でキープして、とバリエーションを加えてそれぞれの位置で風船呼吸します。

レッスン前にひと回り太く感じていた左脚が細く(笑)なりましたね。
全身のバランスが整い、楽に動けるようになりました。

毎回身体調整体操の後ATMを行っていますが、スタートラインが以前よりも良い状態になりましたね。

横に広げた拳を転がすレッスン

仰向け、座位、片膝立ち、それぞれの姿勢で、拳を転がす動きをしてみました。

拳の動き+骨盤を上げる
拳の動き+頭を上げる
拳の動き+頭を回す
拳の動き+頭を回す+身体をひねる

などなど、それぞれの動きのバリエーションで、どこから動きが起こるのかなど、感じながらのレッスンでした。

レッスン前と後で、腕や拳の動きの滑らかさ、身体や呼吸の柔らかさを感じたようですね。

肘と膝で円を描くレッスン

腕を枕にして、楽に横たわり、肩の動き、骨盤の動きを見てから、肘や膝で円を描いてゆきます。

肘や膝は天井に向けて留め、肘、前腕はだらんと脱力します。

肘だけ、膝だけ、両方同時に同方向、同時に反対方向に回してゆきます。

それぞれ、身体のどこにどんな影響があるのか。
回す為に、身体のどこを使っているのか、感じでみましょう。

緊急事態宣言明けの久しぶりのレッスンだったのと、座ってお仕事される事が多くなったせいで、身体のあちこちが固まっていましたが、徐々に楽に動けるように様になりましたね。

目の疲れも溜まっているようでしたので、家で目のレッスンをして頂くようにオススメしました。

足を持って起き上がるレッスン

仰向けで、膝を立てて脚をクロスさせ、骨盤を転がしながら上半身の動きと繋げてゆきます。

背骨の捻れ具合や、骨盤の動き、胸の広がりを感じながらバリエーションを加えます。

身体が柔らかく、繋がって来たら両手で両足をクロスした状態で持ち、可能ならば起き上がってみます。
この時、左右の脚を順番に動かすのがポイントです。
両足同時に動かすと上手く行きません。

身体を一塊にして使うのと、各部位が分化していて、且つ繋げて使えるのでは大きな違いがあります。

レッスンの後は胸が柔らかく使える様になり、前に巻いていた肩も楽に広がりました。

腕を長く伸ばすレッスン

今日初めてATMを受けられる方です。ありがとうございます。

初めてということで、シンプルですが、変化を感じられるレッスンを行いました。

仰向けや横向きで腕を伸ばして行きますが、その動きに、他の身体の部位は、どんな動きをしているのかに意識を向けてもらいます。ただそれだけのレッスンです。

最初のうちは、少し力が入ったようなガクガクした動きでしたが、バリエーションが増えるにつれ、動きも滑らかになり、全身も緩んできました。

今回のレッスンで、フェルデンクライスにとても興味を持たれたそうで、おためし回数券を購入されました。

友達も連れてくるとの事で、こちらも楽しみにお待ちしておりますね。

ハヌキヤのレッスン

ハヌキヤとは、ユダヤの八枝の燭台です。腕を燭台に見立てたレッスンの名前ですね。

仰向け、座った姿勢、両膝立ち、片膝立ちで、燭台を前に後ろにと倒します。

それぞれの姿勢で重力との付き合い方が変わります。あえて不安定な姿勢で行うと、身体のバランスを取ることが、動きを妨げる制限となり、楽に身体を動かすためには、今まで使ってこなかった部位が目覚める必要があります。

一連のレッスンの後は、胸郭が楽に動けるようになり、呼吸もしやすくなりました。

頭と腰で骨盤時計のレッスン

お尻の下に時計の文字盤をイメージして、骨盤を転がすレッスンを「骨盤時計」と呼んでいますが、今回は骨盤だけではなく、頭も転がしてゆきます。

初めから頭を転がそうと、後頭部を意識すると首に力が入りやすいので、先ずは鼻先で時計の文字盤をイメージして円を描いて行くとやり易いです。

頭だけ、腰だけ、頭と腰と同時に。腰を転がす時に脚を組む。踵をついてやってみるなどのバリエーションを加えます。

それぞれの動きで、身体のどこが、どんな風に違うのか感じてみてください。

頭と腰の回転方向を逆にする時は、先ずイメージしてから行います。

混乱したり、やりにくかったりするかもしれませんが、上手く出来ることが目的ではありませんので、のんびりと楽しみながらチャレンジしてください。

レッスンの後は胸や背中が柔らかくなり、呼吸もしやすくなりましたね。