フェルデンクライスATMレッスンレポート
2020年3月1日~15日までに行われたATMレッスンをご紹介します。
頭と腰で骨盤時計のレッスン
鼻先と、お尻の下に時計の文字盤があるとイメージして、それぞれ時計回り、反時計回りに円を描いて行きます。
明確な時間帯、そうでない時間帯はどこでしょう?
骨盤で円を描いた時に、頭や背中は何をしているでしょう?
次に頭と骨盤と同時に円を描いてみます。
どちらかが主体になっているでしょうか?
それとも、せーの!みたいに一緒に動いているでしょうか。
様々なバリエーションを試すうち、動きがだんだん滑らかに、いびつだった円がキレイな丸を描き出しました。
バリバリだった背中、首肩、腰が楽になり、浅かった呼吸も深く吸える様になりましたね。
お仕事が忙しく、身体が悲鳴を上げる事が多いと思いますが、家でも是非活用してみて下さいね。
椅子のレッスン
椅子に逆向きにまたがって座り、頭を穏やかに傾けてゆきます。
片腕を挙げる、長く伸ばす、伸ばして留める動きと組み合わせます。
座骨、骨盤、肋骨や背骨はどんな感じでしょうか。
穏やかに頭を傾ける、速く戻す。スピードも変えてゆきます。
両腕を挙げる、下げる、長く伸ばす、短くする動きと組み合わせます。
動きのバリエーションを増やすと、身体はどう使われるでしょうか。
動きをじっくり味わいながら楽しんで下さい。
固めていた胸郭が柔らかくなり、背も高くなりましたね。 「めっちゃ楽亅と何度も連呼していました。良かったですね。
両手で頭を転がすレッスン
うつ伏せ、仰向け、あぐら、膝立ち、片膝立ち、立った姿勢で、両手で頭を転がすことを行いました。
最初のうちは、仰向けやうつ伏せで、頭を浮かせながら頭を転がすのが首が疲れると言っていましたが、ひと通りレッスンを行うと、頭を楽に宙に浮かせたままでいることが出来ました。
何が変わったのでしょうね?
レッスン終了後、歩いてもらったあとに、再び可動域のチェックをチェックしたところ、歩いている間に更に動きやすくなっていました。
何が起こったのでしょうね?
その感覚を楽しんで下さいね。
ひねりを加えて風船呼吸のレッスン
両手は天井の方に上げて手の平を合わせます。
脚を組んで倒し、深い所でキープして。
脚は倒さず合わせた両手を傾けた所でキープして。
脚を組んで頭を持ち上げてキープして。
それぞれのキープした位置で風船呼吸をしてゆきます。
風船呼吸とは、胸の中に風船があるとイメージしてふくらませ、その風船を胸とお腹で行ったり来たりさせる動きの事です。
それぞれのポーズの違いで使われるところがどんな風に変わるのか感じてみて下さい。
身体のバランスが整い、歩き方も変化しました。
起き上がる動きのレッスン
仰向けの状態で、膝を立てて、手をウエストの下に差し込んで、肘を上げ下げしたり、骨盤、頭を上げ下げしてゆきます。
片側から始めて、両側同時に行います。
肘で床を叩く、頭を持ち上げる動きのバリエーションで、可能ならば起き上がって来ましょう。
骨盤、背骨、肩関節、頭の繋がりをイメージしてゆくと、楽に起き上がって来れますね。
前回から、身体調整体操も取り入れていますので、骨格の繋がりを意識しやすくなっている様ですね。
肘を持って転がるレッスン
仰向け、うつ伏せ共に後ろ手に腕を組んで身体を転がしてゆきます。
途中、片脚を挙げて左右に傾けたり。
うつ伏せで転がる時に、楽に膝を曲げて肘が床に着くようにしてみるなどのバリエーションを加えてゆきます。
楽に膝が曲がって来る感覚が難しく、脚を突っ張ってしまいがちでしたが、動きに従ってだんだんと楽に動ける様になりましたね。
普段やらない動きは、どうしても無駄な力が入りやすいですが、動きを味わいながら、気長にやってゆきましょう。
横座りから身体を左にひねるレッスン
仲良し二人組のレッスン。相変わらず動きが対照的です。一人はかなりゆっくりした動き、一人はかなりせっかち。笑
左にひねった姿勢から、頭と目や肩を左右バラバラに動かしてみたり、少し頭が混乱しますね。
混乱した時にどこかに力は入っていませんか?
入っていたなら、それを手放してみましょう。すると何が起こるのでしょう?
イメージトレーニングの要素も入った面白いレッスンでしたね。
お疲れ様でした。
スフィンクスのレッスン
うつ伏せで前腕に起き上がり、スフィンクスのポーズを取ります。
頭の位置はなるべく変えずに背骨を沈めてゆきます。
背骨や肩甲骨の動きを感じられるでしょうか?
うつ伏せになって、肘や手首を持ち上げたり、拳で床を叩いたりしてゆきます。
この時、背骨や肩甲骨、骨盤はどんな風に動いているでしょうか。
意識の向け方を変えると、本人の脳が身体の使い方のネットワークを増やします。
胸や背中が柔らかく動き始めて、楽に呼吸出来るようになりましたね。