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フェルデンクライスメソッドのATMレッスンとは?(2)

院長
院長

フェルデンクライス・プラクティショナー、メディカルカイロプラクター

相模原市南区の整体院「古淵かえる整体院」院長のかえる院長です。

※この記事は、以前アメブロに掲載したものを、転載したものです。

前回のブログの続きです。前回のブログでは、ATMレッスンには、「お手本がないこと」「プロセスが大切」というお話でした。プロセスを経るから、脳のシナプスが発展するというお話でした。今回もATMレッスンの特徴のお話です。

    

ATMレッスンの特徴

  • お手本がない(まねではない)
  • 動くのも自由、休むのも自由
  • 言葉がけを聞いて、自分なりに動く
  • もっと楽に動ける動き方はないか?を探る
  • ゴールはなく、プロセスが重要
  • ゆっくり、ソフトに、がんばらない
  • 自分の身体への「気づき」が大切
  • 周囲の環境によって、動きを変える必要がある(空間認知の学習)

ゆっくり・ソフトに・がんばらない

フェルデンクライスのATMレッスンは、特に先生からの指示がない限りは、基本的には『ゆっくり・ソフトに・頑張らない』で動きます。

これには理由があります。フェルデンクライスメソッドでよく説明に使われるのが、「ウェーバー・フェヒナーの法則」です。

    

ウェーバー・フェヒナーの法則

例えば、日中の軽い日差しの下では、電灯の灯りに気づきませんが、夜だと電灯の灯りに気づくことが出来ます。

つまり、刺激が弱いほど、脳は感じやすいということです。

神経を研ぎ澄ますというのは、筋肉をあまり使わない状態といえるわけですね。
感覚神経が優位↑になると、運動神経は逆に抑えられる↓んですね。(運動神経と感覚神経は、お互いが拮抗した関係なんです)

「ゆっくり・ソフトに・がんばらない」
余計な筋肉を使うことは、動きに制限を加えることにも繋がります。新しい動きのオプションを増やす、新しい自分の可能性を開くためには、いかに努力を減らせるかがカギになります。

動くのも自由、休むのも自由

ATMレッスンは、疲れたら勝手に休んでもらって構いません。元々、身体を痛めている人は、動く代わりに頭の中でイメージするだけでもOKです。(イメージするだけで、使う筋肉が緊張してくるのがわかるはずです)

みんながやってるから、自分もやらなきゃ!とか、無理して他の人に合わせたりするのではなく、今の自分の感覚を信じること、それを大切にして欲しいと思います。

フェルデンクライスは空間認知の学習

レッスンルームの中での自分の位置関係はどうだろう?

  • 前後には何があるのか?
  • 左右には何があるのか?
  • 上下には何があるのか?
  • マットの真ん中にきちんと寝られているか?
  • 隣の人との距離はどのくらいか?
  • 隣の人とぶつからないように動くには?
  • みんなとタイミングをどうやって合わせよう?

キーワードは「距離感」「社会性」だと考えています。

腕をどこまで伸ばせば、隣の人にぶつかるんだろう?

ぶつからないように動くには、同じタイミングで動けばいいのかな?

周りの人が動いている音や空気で動きを感じたり、こういうのって、正直、ZOOMのようなオンラインでは絶対に感じられないことなんですよね。

なので、特別な事情がない限りは、ライブで参加されることをおすすめします。

フェルデンクライスは、レッスンを通じ、社会とのつながり、周囲の人の叡智(脳)とリンク出来るものだからです。


以前のブログで、ただただ部屋の中を人とぶつからないように歩き回るレッスンを受けた時のことを書きました。当時はそのレッスンの意味がまだわかってなかったのですが・・・

そのレッスンは、相手との距離感、社会の中での自分のスペースを感じ取るレッスンだったわけです。

どこまで相手が近づいたら、警戒してしまうか?

どのくらいの距離なら、安心できるのか?

距離感がつかめなければ、コミュニケーションもうまくやり取りできません。

距離感と社会性、それを学ぶレッスンだったわけですね。(自分はそう解釈しています)

ちなみに、距離感がつかめなかったら、向かってくる人にぶつかりまくって、すぐにケンカになってしまいます。

なんでオラオラ系の人がオラオラするのか?

オラオラ系の人は、相手との距離感がわからないから、行動の力加減もわからない。だから、コミュニケーションが乱暴になりがち → 社交性に乏しくなる、なんでも力任せになる、暴力的になる

院長
院長

ボディイメージが乏しかったりします。腕の長さとか体の大きさとか、感覚的にわかってなかったりします。微妙な違いとかを感じ取りにくいのですね。なので、0か1かになりがちなのですねぇ。。。

要するに、自分が何を言いたいかというと、「フェルデンクライスをやれ」ということですね!!!

そろそろ長くなってきましたので、また~!