フェルデンクライス・プラクティショナー、メディカルカイロプラクター
古淵かえる整体院のかえる院長です♪
※この記事は、以前アメブロに掲載したものを、転載したものです。
当院の特徴であるフェルデンクライスメソッドについて、あれこれ書いてきました。
フェルデンクライスメソッドを受けると、身体が弛んでほぐれたりすることが多いです。背中が床に吸い込まれるような感覚であったり、身体の半分だけが長くなったような感覚であったり、重心が下がるような感覚があったり、普通の整体では得られないような不思議な感覚に魅せられて、プラクティショナーにまでなってしまったわけです。
このように様々な変化が得られ、脳にも刺激が多く、素晴らしいメソッドなのですが・・・
レッスン後に動けなくなったり、感情がコントロールできなくなるような人も何人か見てきました。。。
健康になるためにレッスンを受けているのに、なぜか身体が動けなくなるという・・・
フェルデンクライスは、小さな刺激を繊細に捉えことが求められますが、レッスンで倒れる人は、感覚神経が過敏になっているのだと思います。(繊細ではなく、過敏です)
ある種のトランス状態ですよね。
というわけで、今回は感じる力と動かす力のお話。
感覚神経と運動神経
感覚神経=副交感神経
(感じる=リラックス)
運動神経=交感神経
(筋肉を使う=緊張)
と置き換えると、わかりやすいかも知れません。
バランスが取れた状態
こんな感じで、良いバランス状態であれば、身体はそこまで疲れを感じたりしないと思います。
例)身体が前に倒れそうだと感じれば(感覚神経)、倒れそうな身体を倒れないように筋肉を働かせます(運動神経)。
運動神経が優位だと?
筋肉を過剰に使うから、緊張が抜けなくなったりします。肩こりなどもそんな状態と言えますね。
しかも・・・
力が入っていることに、気づかなくなったりします
(感覚神経が弱いから)
感覚神経が優位になると???
運動神経が抑えられるので、余計な力を使わずに、リラックスできるというわけです。
これはある程度、病気ではない健康な人であれば、「リラックスできて良いじゃん??」となるわけですが・・・
感覚神経が「過敏」になると???
運動神経にスイッチが入らなくなることがあります。(かえる院長の私見です)
フェルデンクライスをやって、動けなくなってしまう方は、感性が繊細というより、過敏になっている(気づきすぎ)と考えられます。
あと、もう一つ考えられるのは、筋肉量が少なすぎて、自分の身体をうまく支えられないので、バランスが少し変わっただけで、常に運動神経から筋肉への指令が出続けてしまうような人ですね。
脳が疲れ切って動けなくなるパターンです。
「力を抜く」と言って、重力に逆らわず、ぐにゃんぐにゃん倒れるように動く人がたまにいるのですが、「身体の軸までなくす」という意味ではありません。。。
フェルデンクライスは重力をうまく付き合う方法を学びます。
身体の軸がなかったら、重力に抗することが出来ません。
自律神経を整える目的で、レッスンを受ける方もいると思いますが、毎回、レッスン後に倒れてしまうような強い影響が出る人は、正直、筋トレを並行して行った方が良いのではないかと思います。
もしかしたら、講師によっては「脳の情報の統合に時間がかかる」と言われることもあるかも知れませんが、動けなくなっている人の場合は、「運動神経にスイッチが入らないほど、気づきが深かった」という言い方が正しいように思います。
何はともあれ、自分に無理のない範囲で楽しみましょう♪
では、この辺で♪