フェルデンクライス ATMレッスン レポート
2019年10月1日~15日までに実施されたATMレッスンをレポートします。
仰向けや座位で肘と膝を近づけるレッスン
仰向けや座った姿勢で、肘を膝へと近付けたり、膝を肘へと近付けたりしています。
「こんなやり方で良いの?」良くレッスン中に聞かれますが、古淵かえる整体院のレッスンではその辺は自由です。
レッスンの内容が変わってしまうような動きをしている場合には、動きを止めさせて、修正することはありますが、基本的にその人その人が作り出した動きなので、治したりはしません。
胸郭や骨盤や背骨はどのように動いているのでしょう?
頭は何をしているのでしょうか?
座った場合と寝ている場合では、どんな違いがあるのでしょう?
今日も頭への刺激がたくさんのレッスンとなりましたね。
胸まわりが柔らかくなるレッスン
脚を組んで両腕を天井方向に挙げ、腕で三角形を作ります。
その三角形を崩さないように傾けてゆきます。
倒れないところでバランスを取ったり、完全に横倒しになった所から三角形をほんの少し上げてみたり、上の腕だけを持ち上げて、その腕を長くしたり短くしたり、ねじってみたりします。
胸まわりが柔らかくなり、肋骨や背骨もしなやかに動き始めましたね。
四つ這いから立ち上がるレッスン
四つ這いになって、楽に出来る範囲でお尻を踵に近づけては戻します。
頭を下げながら踵に近付けたり、頭を上げて前を見たまま近付けたり、つま先を立てながら近付けたりします。
いくつかやってみて、身体のどこが違うでしょうか?
途中、仰向けになって膝を立て、骨盤を転がして股関節に動きを出してゆきます。
再び四つ這いになって、今度は両手両足をぴったりくっつけて、同様に動きます。バランスはどうでしょう。片目を閉じてやってみます。
同様の動きですが、様々なバリエーションを加えることで、それぞれの違いが明確になりますね。
どこが柔らかく使えたらもっと楽に動けるか想像しながら動いてみて下さい。
今日もレッスンを楽しみながら、身体が整って行く様を感じて貰えたら嬉しいです。
胸周りを柔らかくするレッスン
仰向けで手をウエストの下に入れて、肘を上げ下げします。
股関節の動きや、頭の上げ下げとも組み合せて動いてゆきます。
始め、ピクリとも上がらなかった肘が、だんだんと動くようになり、最後は肘で床を強く、速く叩けるようになりました。
胸周りが柔らかくなると、呼吸が楽になり、腰や肩関節、首にかかっていた負荷が減り、コリや痛みも緩和されますね。
筋肉の余分な張りが取れ、身体のバランスも整いました。
四つ這いから立ち上がるレッスン
四つ這いになって、お尻を踵に近付けたりもどりたりします。
この時、頭を下げたり、頭を上げて前を見たまま、つま先を立てる、両手両足をぴったりくっつけるなどのバリエーションを加えてゆきます。
それぞれ、どこが違うでしょう。どの部位の柔軟性が必要と感じるでしょう。
バランスはどんな感じでしょうか?
最後は踵を床に下ろして立ち上がります。
いつもよりも後ろに重心を感じるかも知れません。
背骨が柔らかくなり、上半身と下半身が連動して使えるようになりましたね。
腕のアーチで頭と膝が出会うレッスン
横向きで肘を立て、腕でアーチを作ります。
そのアーチに向かって頭を近付けたりもどりたりします。
片足のみ、片足と頭、両足、両足と頭と、それぞれアーチに近付けたりもどしたりを繰り返します。
次は後頭部と足裏が近付くように、反対側にも動いて行きます。
肩甲骨、背骨、肋骨が滑らかに動き始めるのを感じられるでしょうか。
凝って固まった首肩が楽になり、呼吸も楽になりましたね。
音楽に合わせて身体調整体操とミニATMレッスン
今回は趣向を変えて、最初に音楽に合わせて?の身体調整体操を行い、その後にミニATMレッスン。そして、また身体調整体操を行い、最初にやった体操との動きの違いを見ていきました。
横向けで腕を天井に伸ばしながら、頭と膝を動かすと言う動きです。
自分の身体のどこに寄り掛かるのか?
動きの起点はどこなのか?おなか?背骨?
シンプルなATMでしたが、二回目の体操は、身体が動かしやすくなりました。