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フェルデンクライスATMレッスン レポート 2019年5月 その2

フェルデンクライス ATMレッスン レポート

2019年5月に実施されたATMレッスンをレポートします。その2。

歩くレッスン

歩きながら、重心に意識を向けます。
立ち止まって片方の踵からもう片方の踵に重心を行ったり来たり。
呼吸を組み合わせたり、足をクロスさせて、頭を傾けたりして、右側、左側を認識してゆきます。

レッスン始め、体重移動すると浮いていた指先が、レッスン終盤は床に置かれたままになりました。
全身の無駄な緊張が取れて左右差が無くなり、足も軽くなりました。

上半身と下半身を連動させるレッスン

仰向けで両膝をたてて、片脚を上げ下げします。
両手を頭の後ろで組み、腕の力を借りて頭を上げ下げ、脚の動きを組み合わせて行きます。

脚だけ動かした時よりも頭も持ち上げた方が動きやすく、もう一度脚だけあげた時に始めよりも軽く感じますね。

これは、脳が連動した楽な動きを学習したからですね。
身体が軽く、動きやすくなりました。

座った姿勢から脚を持ち上げるレッスン

立てた両膝のトンネルの中を手や腕を通すという、なんとも窮屈な動きをするレッスンでした。

たまにレッスンを脱線しながら、目の動きと身体の動きの関係を見つけたり、何かしら発見が出来たでしょうか?

股関節と足首を柔らかくする椅子のレッスン

椅子に浅く座って、足首を回したり、かかとをついて足先を回します。

両手で膝を抱えて胸に近寄せたり、膝で円を描きます。
円を描く時に、綺麗に描ける場所と、そうでない場所がありますね。
どこが苦手なのかを探してみてください。

膝を抱えて丸くなったり、背中を反らせたり、後ろを振り向いてゆきます。

股関節や足首が柔らかくなり、それに伴って全身のバランスも良くなりました。

背骨の動きを柔らかくするレッスン

仰向けで両足を立てた状態から、片脚を上げ下げします。
頭の後ろで手を組んで頭を持ち上げる動きと組み合わせたり、脚を上げた位置から降ろしたり戻したりしてゆきます

途中指を組み替えますが、習慣的な組み方では無い組み方にすると、途端にぎこちない動きになったり、違和感が強かったりしますね。

これはいつものパターンから抜け出して、新しい動きの提案をされた事で脳がビックリしているのです。

普段と違う動きをする事は、バランスを整える上でとても大切です。

目で身体をツイストするレッスン

横座りの姿勢から、身体をねじるというシンプルな動きに、頭と目の動きだけを逆にしたりなど、ねじる動きにバリエーションを加えていきました。

そういった動きのバリエーションが与える影響などを、見つめていきました。

動きが複雑になるにつれ、動きが止まったりしましたが、それで構いません。
自分で動きをクリエイトすることで、普段使って来なかった身体の部分が目覚めてきます。

レッスン後は、身体もしなやかに使えるようになりました。

彼女はフェルデンクライスは今回が初めて。
元々、身体を動かすのが好きな方なので、興味を持って下さったようです。

横座りから様々な形で身体をねじる動きを行ったり、動きを続けながら、脚を入れ替えたりなど、少しアレンジを加えながらのレッスンを行いましたが、レッスンや身体の変化を楽しんでいただけたようです。

左目を閉じながら動いてみると、可動域が落ちるという発見があったり、何かしら得るものはあったでしょうか?

レッスン後は、首の可動域にも変化が見えますね。
身体が楽に捻れるようになりました。

今度はバレエをやってる娘さんも一緒にどうぞ。
回転が上手くなりますよ♪

頭と脚を持ち上げるレッスン

仰向けで片脚を挙げたり下げたりします。同じ事を頭を持ち上げながら行います。

再び、片脚を上げ下げすると、初めよりも楽に感じるかも知れません。

両脚同時に。頭と組み合わせて。脚をあげた所から降ろしたり上げたりと、少しずつバリエーションを加えて行きます。

上半身と下半身が繋がって、楽に動けるようになりますね。

肩の張りや、身体の硬さが取れて、歩く足取りも軽やかになりました。

片脚を持ち上げたり、両脚を持ち上げたり、頭を持ち上げる動きをプラスしたりと、バリエーションを加えて行きます。

使い過ぎて固まっていた関節や、張りの強かった筋肉が少しづつ緩んで、動きが滑らかになってゆきます。

上半身と下半身が繋がり、楽に動けるようになると、身体の使い方も変化しますね。

寝返りのレッスン

私達が、毎日何気なく何度も行う寝返り。
これを丁寧に、どこから動き始めるのか、観察しながらゆっくり行います。

動く前にまずは想像します。
そして、実際にやってみます。

初めの動き始めを何度も行ったり来たりします。
観察しながらゆっくり丁寧に繰り返す事で、動きが変化してきます。

最後に立ち上がり、後ろを振り向いてみます。

この動きは、寝返りの動きを立って行っているのと同じですね。

どこに重心がかかっているのかを観察します。
シンプルに注意を向けることが、身体に変化をもたらします。

骨盤から頭へ動きを伝えるレッスン

仰向けで膝を立てて床を踏むことで、尾骨が少し上がると同時に、床が背中を押し返します。
強く押せば、強く押し返され、弱く押せば、弱く押し返されます。
これは、物理の反作用ですね。

押し返された部分は、自分の身体が床に預けられた部分です。この預けられた部分が感覚的に安心感や安定感をもたらします。

自分が安定していられるからこそ、新たな可能性を見つけられるようになります。

レッスンでは、座位が足裏を合わせたあぐらの姿勢がメインでしたが、ここから骨盤が動くと頭になにか動きが生まれます。骨盤から背骨を通して、頭に動きが伝わったんですね。

他にも様々なバリエーションを加えながら、レッスンを行いましたが、最後には、力をあまり使わずに、骨盤が転がせるようになりましたね。