フェルデンクライス ATMレッスン レポート
2019年4月に実施されたATMレッスンをレポートします。その2
横向きの姿勢で上の膝を後ろに滑らせ、上の腕を天井に伸ばすレッスン
側弯症のケアでのレッスン。
右半身と左半身で、天井に腕を伸ばす動きの組織化が、逆でした。
側弯症が腕を伸ばす動きに影響したのかも知れませんね。
家でATMをやると、すぐに眠くなってしまうそうで、あまり体操が出来てないようです。
体操を行えば、ちゃんと側弯症が小さくなっています。もったいないですので、少しだけ眠気を我慢してやってくださーい。
骨盤と背骨、脚の動きが繋がるレッスン
膝を前に出したり持ち上げたりする時に、膝だけで動かすのと、骨盤と連動させるのでは脚の重さも動きも大きく変わります。
膝から下のスレを持ち上げる時も、背骨を連動させると、可動域が増えて、滑らかに。
骨盤で円を描きながら、身体の他の部位でも円を描けてる所を探してゆきます。
意識を向けると身体の至る所がくるくると回り始めるのを感じられますね。
レッスン後は大きかった左右の筋肉の張りがほぼ無くなり、バランスが良くなりました。
脚部の関節と背骨が繋がる動きのレッスン
仰向けで両足を天井の方に上げ、両膝の後ろを抱えます。
足首を曲げながら同時に膝を伸ばしてゆきます。
頭を持ち上げる動きをプラスしてみます。
この時、骨盤はどんな動きをするのか。
背中のどこが床を押しているでしょう。
うつ伏せになって、爪先立ちになって、骨盤を持ち上げ、弧を描くように左右に転がします。
初めの動きに戻ってみると、とても動きが滑らかに、楽に行えるようになりました。
右半身の筋肉の余分な張りが取れ、身体が一体化して動けるようになりました。
肘と膝を近づけたり、離したりのレッスン
今回が初めてのレッスン。おためしレッスンで、どのように感じるのでしょうか?
肘を膝に近づけるという動きを、座った姿勢、仰向け、そして、横向けなど、様々なバリエーションで行いました。
単純に肘を膝に近づける動きでも、背骨を長くしたり短くしたりと、言葉の指示を変えると、同じ動きをしているはずなのに、動きが変わってきます。
背骨が動くと、楽に動けるように感じたと思います。
身体の可動域が増え、背が伸びたように感じたようです。
背骨がきちんと動けると、身体の他の部位の動きにも影響を及ぼします。
背骨から力を伝えましょう。
肘と膝を近づける際に、どうにも腹筋の力が抜けず、最後の最後まで、動きを感覚的に捉えられない様子でした。
今回のレッスンでの発見は、頭の後ろで組んでいた手を、より頭頂部に近いところで手を組むと、腹筋に力を入れなくても、楽に頭を持ち上げることが出来るようになったことです。
「首の後ろではなく頭の後ろで手を組んで」との指示は出しましたが、その頭の位置も、ほんの数センチの違いで、雲泥の差がありましたので、こちらも勉強になりました。
上半身と下半身が繋がる動きのレッスン
仰向けで膝と肘を近づけたり離したり、うつ伏せになって片脚ずつ、上げたり下げたり。
両手で上体を起こして、両膝を曲げて頭と踵を近づけます。
仰向けで自分を抱えて転がり、反対側の手は床をスライドします。
これらの動きの時に、身体のどこが床を押しているかに意識を向けます。
身体のパーツひとつひとつが繋がり、滑らかに動けるようになります。
フェルデンクライスATMはお手本がありません。
言葉がけによる耳からの刺激で自ら考えて動いて行く事に意味があります。
目のレッスン
動きがないので、寝てる写真。笑
目の中に望遠鏡があるとイメージし、その望遠鏡でゆっくりと左右、上下を見てゆきます。
頭の先から足のつま先まで、望遠鏡でゆっくりと行ったり来たり。
目はつむって行いますから、今回のレッスンはほぼ動きがありません。
動いているのは瞼くらいですが、レッスンの前後で全身が変化しました。
余分な緊張が取れ、背骨がしなやかに動けるようになりました。